妊娠初期の立ちくらみ

妊娠初期はホルモンのバランスが崩れ体調不良になりがちです。立ちくらみなどもそのひとつで、自律神経の機能低下によるものです。妊娠前の感覚で行動することを避け、ユックリズムな生活を心がけるとよいでしょう。

妊娠初期の不安

女性にとって人生最大の事業と言うことができる妊娠・出産そして子育て、本当に大変な事業だと思います。

とりわけ妊娠してこれから赤ちゃんを生むプロセスが現実のものとなった時は、新しい生命を授かったという感激・喜びと同時に、これから未知の世界に足を踏み入れる不安も大きいと思います。

新しい生命を授かることでホルモンのバランスが崩れ、妊娠中には通常の時と異なった様々な症状が現れるといわれます。

例えば、発熱・貧血・動悸・しびれ・かゆみ・頭痛・足のひきつれ・おりもの・めまい・静脈瘤・胸焼け等々少しでも普段と違う症状などが出たりすると不安が増幅され、場合によっては「うつ」になってしまうことも十分考えられます。

このような事態を防ぐには、妊娠によって体はどのように変化するのか、生命に危険を生じるかもしれない出血や腹痛あるいは妊娠中毒症の時に見られるむくみ・血圧の上昇・たんぱく尿などについて事前に知っておけば、危険な徴候が出た時の不安感もパニックになるようなことなく、落ちついて自分で行動ができると思います。

「情報を制する者は、出産を制する」ではないですが、未知の世界に入る時はできるだけ多くの情報を集めることが不安の解消につながります。大家族の時代であれば、おばあさんがそばにいて、その都度アドバイスをしてくれましたが、今は核家族の時代です。

妊娠したのが分かったら、保健所などを通じて近所の出産経験者を紹介してもらい、ネットワークを作るなど先人の経験とチエを拝借できる環境を整えると妊娠に伴う不安が少なくなります。


妊娠初期に立ちくらみはなぜ起こるの?

妊娠初期の立ちくらみを経験した人は結構いるようです。中には、妊娠初期の人が普通の人と同じ感覚で一生懸命買物をしている時に立ちくらみがして倒れ、救急車で病院に運ばれる事態になることがよくあります。

でも、病院に着く頃にはケロっとして何ごともなかったような顔をしている人が多いそうです。この妊娠初期の立ちくらみはなぜ起きるのでしょう?妊娠初期は循環器系に劇的な変化が生じます。自分の体を維持しながら新しい生命を育むわけですから当然血液量が増大します。

また、妊娠初期は血色素の成分である鉄の需要量が2倍になるといわれております。酸素の消費量も20%上昇します。このような状態が貧血をもたらします。加えて、妊娠初期はホルモンのバランスが崩れることなどから自律神経の機能が低下した状態にあります。血液の流れは脳にある自律神経の中枢が自動的にコントロールしておりますので、自律神経が働かなくなると脳が血液不足になり、ふらつきが起こります。

例えば、横になっているときは血液が順調に流れているわけですが、体を起こすと血液は下のほうに一気に流れます。健康な状態ですと、こうなる前に自律神経が働いて血管を収縮させ、一気に流れるのを防ぎますが、自律神経の働きが弱いとそれができないので、立ちくらみを起こすのです。

妊娠初期の立ちくらみを防ぐには

妊娠前の感覚で素早い動作をしないことです。

横になっていて起き上がるときは、まずゆっくりと体を起こして座る姿勢をとってから、よっこらしょとゆっくり立ち上がるようにします。

買物をしている時も妊娠前と状態が違うことを自覚して、前かがみの姿勢を取った時はゆっくり体を起こすことを習慣づけるようにします。

何かに捉まって起こすようにすると万が一の時に転倒を防げます。規則正しい生活を心がけることも必要です。

血流を良くするための軽い運動も効果があるとされています。妊娠初期の立ちくらみはちょっと気を配ることで防げますので工夫をしてみてください。


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